ロード・オブ・ザ・ビットコイン3(猫でもわかる仮想通貨の物語3)

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こんにちは、仮想通貨のブロガーをしている OkuriJun (@okuribitomato) です。


猫でも(誰でも)わかるように説明することを心がけています。この記事では猫でも楽しく読めるように仮想通貨(ビットコイン)がどのようなものか、物語(フィクション)でお届けします。


小説を読んでいるような感覚で読み進めてください。ビットコインのことがなんとなくわかるようになります


実際のビットコインの誕生と近いことは話をしますが、フィクションです。


この記事は仮想通貨をはじめて触る人を対象に次の悩みを解決します。

この記事の内容

✔ 物語でビットコインがなんとなくわかる

この記事を書いた人

<プロフィール>

Okuri Jun
✔ 猫でもわかるように説明する人
✔ ブログのはじめかた伝授
✔ 仮想通貨歴 4年
✔ NFT歴 2年



もくじ

ロード・オブ・ザ・ビットコイン 〜第1-3章〜

こちらの記事からお読みください。本記事は続きになります。


仮想通貨をはじめたい方はこちらを見てください。

ロード・オブ・ザ・ビットコイン 〜第4章 ビットコインの逆襲〜

ビットコインバブル

カクカクシカジカ。ビットコインは10万円を超えたが、マウントゴックス破綻の影響で下落し、1〜2万円あたりをウロウロしていた。もうビットコインもダメかな、と言われ始めていた。


ところがビットコインに興味を持ったり、未来の通貨だと信じている人は意外に多かった。ゆるやかに時間をかけて価格は上昇した。そして2015年には1BTC=5万円まで回復した。


2017年には過去最高の1BTC=11万円に到達。テレビニュースでも取り上げられた。すると世間の風向きが変わりだした。


お茶の間でニュースを観ていた人もビットコインに興味を持つようになり、ビットコインは大勢の人に買われていった。買われることは価格が上がることを意味する。


同じ頃タケシやカスミも家でのんびりしながらテレビでビットコインのニュースを観ていた。タケシは「すごい盛り上がりだな」と言うもののどこか他人事だ。この時点でタケシとカスミの資産は億を超えていた。


もう働かなくてもいいかなっと思っていたが暇になりそうだったので2人ともピザ屋のバイトを続けていた。タケシは「億万長者のピザ屋アルバイターとしてYouTubeでもやろうかな」と言い出す。カスミは「やればいいんじゃない?」と適当に返す。働かなくてもいい状況になり完全に気がゆるんでいる。


気になることは、いまだにサトシとは連絡が取れないことだ。ニュースでもサトシが誰なのか?を特集する番組が組まれるようになっていた。しかし結局、サトシが誰なのか謎のまま番組は終了した。「誰か見つけてよ」とカスミが言う。


その後の番組では「私がサトシだ!」という偽物が次々に現れた。サトシの偽物はときには老人、ときには少女だったりした。タケシとカスミはそれを見て笑ってしまう。「なんでこんないっぱいサトシがいるのよ!」とツッコミを入れた。


ニュースで取り上げられるたびにビットコインは盛り上がった。街頭インタビューで「ビットコイン知ってますか?」の質問に都内のサラリーマンは「知ってるよ!社内でも話題になってるし、僕も買ってみたよ」と答えていた。また別のマダムは「ビットコイン?胡散臭いから気にしてないわよ」と言った。世間の反応はさまざまだ。


そうこうしているうちに5月にビットコインは30万になり、7月に50万、12には一時的に200万になった。カスミは、もう意味が分からなかった。ただのデジタルなお金のようなもので、目に見えないのに、この現象はなんなんだろう。これを作ったのはサトシだ。早く戻ってきてよ、と心の中で願った。バイトの休憩中に吐く息は白く12月の空に消えていった。

2018年の悲劇

1BTCが200万を記録したのも束の間、大事件が起きる。日本でビットコインを扱っていたコインチェックがハッキングされる。


ビットコインはセキュリティが高くハッキングされる可能性が低い、代わりにビットコインを扱っている企業が狙われるようになっていた。企業で仮想通貨の出し入れしているので、その入り口を狙われるのだ。銀行でも金庫の中は安全だけど、そこにお金を出し入れするときが狙われやすい。


コインチェックではNEM(ネム)と呼ばれる仮想通貨が580億円分盗まれたようだった。このニュースは何日にも渡り取り上げられた。これによりビットコインも安全性が懸念され大暴落した。ビットコインのバブルが終わった瞬間だった。


タケシの友達も何人かコインチェックを使っていたので不安がっていた。自分が預けているビットコインが盗まれたりしないか?という心配だ。SNSでも連日のように不安を煽るような投稿が続いた。


「なんで不安なときに、不安になることを言うのかな。しかも内容が適当だから何が真実か分からないし、そよりもビットコインをどこに預けたら安全になるのかとか、もっと前向きなこと言ってよ」とカスミはSNSに怒っていた。


イライラしていたひとつの原因としてビットコインの価格があった。カスミとタケシは資産が何倍になることもあれば、すぐに10分の1になったりして少し疲れていた。二人はもう価格の変動で一喜一憂するのはやめよう、と決めた。その日のピザはなんだか味が薄い気がした。


そこからビットコインは長い冬の時代に入った。GoogleやFacebookは仮想通貨の広告を禁止し、2018年の後半は価格が大幅に下がり1BTC=30〜40万円で推移した。このままビットコインが終わってしまうかのように見えた。

コロナ禍のビットコイン

流れが変わったのは2020年。コロナショックで世間が冷え込んでいる中、再びビットコインに注目が集まった。


各国がコロナ対応で追われる中、どの国にも属さないビットコインがキラキラして見えたのだ。各国のお金持ちがビットコインを買い集めると、みるみる価格が上がり12月には200万を超え過去最高値を叩き出した。ビットコインの時価総額は50兆円となった。途方も無い数字だ。「50兆円と言えば日本のタンスに眠るお金と同じ額だ!」とタケシが言い、「全然ピンと来ないけど」とカスミが返した。


このときタケシは数年前に1万ビットコインでピザを買ったことを思い出す。いま持っていたら200億円以上だったなと若干後悔した。一喜一憂しないと決めたのに、無意識に考えてしまうのをどうにかしたい。


その後もビットコインは上昇を続け、2021年にはイーロン・マスク率いる電気自動車メーカーのテスラが「ビットコインで決済できるようにした」と発表した。勢いのある企業のポジティブなニュースにより、それだけでビットコインの価格を押し上げた。結果、1BTC=700万となる。


しかし、しばらくして「やっぱりビットコイン決済やめます」とテスラは手のひらを返し、ビットコインの価格は下落した。テスラのひと声でここまで敏感にビットコインの価格が反応することに驚いた。


テスラがビットコイン決済をやめたのには理由があった。ビットコインを維持するための消費電力だ。世界中でコンピュータが動いているので、その消費電力は大きい。なんとマレーシアやスウェーデンと同じぐらいの消費量だと言う。イーロン・マスクは「エコじゃないよね」という理由でビットコインの取り扱いをやめたのだ。


続いて中国でも仮想通貨の取締が厳しくなったと悪いニュースが続き、ビットコインの価格は少しずつ下がった。こないだまで1BTC=700万だったが2022年末には230万円まで下がった。

2023年のビットコインの上昇

2023年になり少し風向きが変わる。ながい下落が終わり上昇の兆しが見えたのだ。大底は230万円あたりだったか、という雰囲気がTwitter界隈に流れた。


その頃世界では、銀行の取り付け騒ぎが起こり、いくつかの銀行がつぶれそうになっていた。一斉にみんなが預金を引き出そうとして混乱したのだ。そして引き出したお金をビットコインに変える動きがはじまり、ビットコインはさらに上昇した。


2023年これからビットコインはどうなるか。この物語はまだ続く。ビットコインは100年後も残るのだから。

おわりに

この物語はフィクションです。難しい言葉をなるべく排除してビットコインのはじまりや考え方をなんとなく理解できる内容にしてみました。初心者でも楽しめることを第一に考えています。もし正確な内容を知りたい方は他のサイトや書籍で調べてください。

<事実>
・コインチェックがハッキングされる。現在は対策され、この事件以降にハッキングはされていない
・テスラでビットコインでの決済が導入されたが、すぐに中止された
・ビットコインのマイニングにかなりの電気が使われている



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この記事を書いた人

猫でもわかるように仮想通貨情報を発信しています。難しい言葉を使わず、優しく説明することを心がけています。誰も置いてきぼりにしません!ワクワクすることを共有していきます。2021年から仮想通貨をはじめました。社会人しながらブロガーとして活動しています。

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