ERC-725・ERC-735とは？NFTの規格。猫でも分かるイーサリアム

こんにちは、仮想通貨・NFTのブロガーをしている OkuriJun (@okuribitomato) です。

猫でも（誰でも）わかるように説明することを心がけています。この記事ではイーサリアムのERC-725、ERC-735を解説します。

この記事は次の悩みを解決します。

猫でもわかるように紹介していきますね。結論としては、ERC-725、ERC-735は個人や企業のIDやそれに紐づく情報を管理できる規格です。

イーサリアムのERCとは？

ERCは、Ethereum Request for Commentsの略です。なにやら難しい単語ですね。


「イーサリアムに対する提案」を意味します。「イーサリアムで新しいコインを発行したい」とか、将来的にほしい機能を提案できます。


イーサリアムはより便利になるために定期的に機能が追加されているのです。


https://eips.ethereum.org/erc こちらのサイトで提案内容が見れます（内容は英語です）。提案された順番に番号が振られ「ERC-番号」で示されます。「ERC-20」なら20番目の提案、「ERC-55」なら55番目の提案となります。


また、提案はすべて実現されるわけではありません。実装されるものもあれば、実装されないものもあります。提案の中から必要であり、重要なものから開発が進められます。


ERCはスマートコントラクトと呼ばれる、イーサリアムの処理の規格（提案）になります。

スマートコントラクトは、仮想通貨（ブロックチェーン）で使えるプログラムのようなものです。イーサリアムにスマートコントラクトのプログラムが実装されることで、新しい機能が使えるようになります。

スマートコントラクトの例として自動販売機があげられます！お金を入れてボタンを押すだけで、商品がでてきます。ユーザの行動によってプログラムが自動で動き、結果が得られる仕組みです。

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イーサリアムのERC-725、ERC-735トークン規格とは？

ERC-725は2017年10月にFabian Vogelsteller氏が提案しました。

ERC-725はID管理のための仕組みです。マイナンバーのようなことがイーサリアム上で実現できるのです。

個人IDが発行できると次のようなことができるようになります。健康診断を受けた結果を自分IDのブロックチェーンに保存する。これにより他の人は改ざんできず、自分だけの履歴を証明できます。

こうなると様々なものに対応できる未来があるかもしれません。たとえば次のようなものも履歴として管理できるかもしれません。（あくまで個人の考えです）

• 健康診断結果
• お薬手帳
• 運転免許証
• 大学卒業証明
• 保有資格

ただ法律が整うまで時間がかかったり、法律に準拠したシステムの整備が必要だったり、個人情報を扱うので利用者も慎重であったりするため実現や普及には時間がかかると思います。未来ではどうなるのか楽しみではあります。

ERC-725ではメタ情報を入力できます。つまり健康診断でいえば、身長や体重、視力などがデータとして入力できます。そのデータを自分が所有することで、自分の情報を証明できます。

また当初提案されたERC-725は、2018年10月にERC-725（バージョン2）が進められています。さらに関連するERC-734とERC-735 があります。

ERC-725、ERC-734、ERC-735の違い

• ERC-725：IDのオーナー管理
• ERC-734：個人情報は暗号化されているため見るには暗号を解読する必要がある。それに必要な解読の鍵を管理する
• ERC-735：IDに紐づくさまざまな情報を管理できる（健康診断でいえば体重や身長。それらを取得・登録・変更・削除できる）

個人IDという説明をしてきたのですが、実際は、個人であったり企業であったり何を1つのIDとするかは、使い方によって変わります。

イーサリアムのERC-725、ERC-734、ERC-735まとめ

ERC-725、ERC-734、ERC-735は個人や企業のIDやそれに紐づく情報を管理できる規格です。

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